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近年グローバル市場は不安定な状態が続いています。過去数年にわたり市場を支えてきた国債購入政策を撤回する米連邦準備銀行(FRB)の動き、米欧中の経済成長率の差、新興市場に漂う緊張感に投資家は神経をとがらせています。
でも、これはそんなに悪い状況でしょうか?
グローバル経済を修復するために「ステロイド剤」が投与されると世界は正常化へ向かい、アジアにとっても良い兆しとなっています。金融緩和策を縮小することにより、FRBは米国経済が好転しているとのメッセージを発し、アジア経済にもプラスの効果をもたらしています。「ホット」マネーの流入によって当初恩恵を受け、その後逆の影響が見られなかった一部の市場へと投資家が再び参入する機会が訪れています。
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著作権はウェイ・チュン・ロー(Whye Choong Low), Head of Asia Pacific, Composition Capital Partnersに帰属します。